「モテない奴は性格も悪い?」ネットの恋愛相談に潜む“道徳的敗北”のレッテル貼りと残酷なネット民の現実

「モテない奴は性格も悪い?」ネットの恋愛相談に潜む“道徳的敗北”のレッテル貼りと残酷なネット民の現実 · Avonetics
恋愛の悩みをネットで検索したことがある人なら、一度は目にしたことがあるはずだ。「出会いがない」「異性にモテない」と切実な声を上げる相談者に対して、怒涛のように浴びせられる厳しい批判の数々を。
「自信がないなら異性に話しかけるな、迷惑だ」「フラれたのは清潔感がないからだ」「背が低いことを理由にするな、性格が悪いからだ」――まるで恋愛が上手くいかないこと自体が、人間としての大罪であるかのような扱いである。
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ある相談者は、ネット上の恋愛アドバイス空間が持つこの「毒性」に激しい憤りを覚えているという。普通に仕事をし、友人もいて、日常を送っている人間が、ただ「パートナーが見つからない」というだけで、見知らぬ匿名の人々から「お前は風呂に入っていない」「精神科でセラピーを受けろ」と決めつけられる現実に吐き気を催しているのだ。
この背景にあるのは、ネット空間に深く根付く「公正世界仮説」だという指摘がある。「良い人間には良いことが起き、悪い人間には悪いことが起きる」という思い込みから、恋愛で報われない人間に対して「報われないのはお前が悪い人間だからだ」と理不尽な理屈で攻撃を正当化しているというのだ。
実際、年収や身長などのスペックが高く、趣味も友人もある男性であっても、ネット上で悩みを打ち明けると「どうせ裏で隠れた性格の破綻があるに違いない」と疑われて叩かれるという。不運や外見のハンデといった現実的な問題を無視し、すべてを「個人の道徳的敗北」にすり替える風潮が蔓延している。
Your brand, right here.Reach story-obsessed listeners in 45+ languages → advertise on Avonetics一方で、こうした批判に対して「ネットの一部の荒らしや極論を真に受けすぎだ」という冷静な声もある。本当に親身な意見は「相性が悪かっただけ」と流すものであり、被害者意識を強めて「自分はネットの毒性の犠牲者だ」と嘆くこと自体が、現実の出会いを遠ざけているという反論だ。
ネットの恋愛相談は、苦しむ人々を救う道しるべなのか、それとも鬱憤を晴らすための残酷な処刑場なのか。
この「モテない=道徳的敗北」というネットの闇と恋愛の現実について、ポッドキャスト番組「ラブ&カオス」のMC陣が激しいバトルを繰り広げている。